代表取締役社長 白石優太
設立 | 2019年 |
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事業内容 |
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会社HP | https://aiq.school/ |
先ず、貴社の事業概要についてお聞かせください。
「未来の理系人材育成塾」をコンセプトに、幼稚園から大学を対象とした,受験対策の学習塾を運営しています。他社との違いは、カリキュラムにプログラミングを導入している点です。
プログラミングと算数・数学をセットで教えることで、1つの問いに複数の手段でアプローチする論理的思考力と問題解決能力を育成することを目標としています。
また、幼稚園、小学校受験対策の学習塾は集団授業が主流ですが、アイキューは「完全個別授業」を行っています。この点も弊社のサービスの強みといえるかもしれません。
起業したきっかけや理由について教えて下さい。
私は7人兄弟の長男です。
弟たちに勉強を教えたり、私自身や兄弟の受験であったりと、学びに携わる機会が多かったことが影響していると思います。
そのような環境の中で、教え方や学習する環境の重要性を考えるようになりました。子どもたちにとってベストな教育方法と環境を提供したいという想いがアイキューを設立したきっかけの1つです。
もう1つは、起業当時、プログラミングブームということもありましたが、プログラミングの面白さや可能性を知ってもらいたいということです。
また、近い将来、日本はエンジニアやプログラマーなどのIT人材不足になると考えています。
日本の未来のための人材育成に貢献したいという想いもありました。そして、全世界においての教育格差を是正したいという目標を達成すべく、起業いたしました。
社長が念頭においている経営理念はありますか?
私が大切にしているのは、生徒さんや保護者など、目の前にいる顧客の生の声を聞くことです。
実際に授業を受けた上での不満や要望などは必ずあると思いますので、リアルな声をしっかりと受け止めて、迅速かつ柔軟な対応をすることを念頭においています。
問題に対処し、改善することが弊社への信頼に繋がるだけでなく、カリキュラム作成においても重要なヒントになっています。
例えば、キッズコースの場合、受験科目はペーパーだけではなく、絵画や運動、面接など、多岐に渡りますので、意見をもとにその生徒さんの苦手な科目をカバーできるカリキュラムに内容を調整しています。
生の声を聞くことはとても重要だと考えていますが、ネットの声はあまり気にしていないかもしれません。
それが真実かわかりませんし、私やスタッフに直接伝えていただくご意見や、メールでのお問い合わせには注視しています。
現在、特に注力している事業は?
「AiQオメガ」という、発達の悩みや障害のあるお子さん向けのコースの需要が高まっているので、このコースを強化していきたいと考えています。
また、教材のアプリケーション化も進めています。問題を解いて、正解か不正解かだけが表示されるアプリではなく、独自のカリキュラムを模索している最中です。
近年はコロナ禍の影響もありオンライン授業が主流ですが、吸収力が高い幼少期は何でも経験することが重要だと考えています。
経験を養う上で、弊社では「対面」であることを大切にしています。その対面の場を増やせるよう、東京、神奈川、埼玉、千葉の関東圏だけでなく、全国に開校することを視野に入れています。
また、弊社の強みである「完全個別指導」という部分についても、その生徒さんの能力を最大限に伸ばせるような個人向けカリキュラムを作成できるよう、今後も試行錯誤していきたいですね。
社長より、就活中の学生や社会人として働く若者へ向けたメッセージをお願いします。
若い時はリスクを気にせずに挑戦していただきたいですね。
年齢とともに知識や経験が身に付きますが、その知識や経験が新しい挑戦をすることへの躊躇や恐れになってしまうこともあります。実際のリスクというのは、挑戦するからこそわかるものだと思うんです。
ですので、若い時は、無茶なこともリスクは気にせず、まずはチャレンジしてみることが大切ではないかと個人的には考えています。もし、それで失敗してしまったとしても、経験や知識として、自分の武器になるはずです。
《 株式会社アイキュー 代表取締役社長 白石優太 》