代表取締役社長CEO 溝口 勇児
設立 | 2012年4月11日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.finc.co.jp/ |
苦汁の経験から、経営者を目指すことを決意
10代の頃は「将来起業しよう」とは一切考えていませんでした。
高校時代は体育の先生を目指していました。
ただ家庭の複雑な事情で進学する余裕はなく、大手運送会社への就職が決まっていました。
しかし、その仕事が面白そうとは思えず就職を辞め、
高校在学中にスポーツクラブのトレーナーの見習いとしてキャリアをスタートしました。
順調にキャリアを重ね、やりがいを感じる日々。
そんな中、私を大きく変える出来事がありました。
それは私が23歳の時。
あるスポーツクラブ支配人を任されることになったのですが、
その店は赤字が続いていて、閉鎖の二文字が常に横たわるクラブでした。
多数のお客様と従業員を抱えていたため必死で働いたものの、
私自身未熟であったがゆえ、結局、閉鎖に追い込まれてしまったのです。
多くの従業員の首を切らなければならず、お客様の涙にも直面。 そのクラブは、行政との合同プロジェクトで建てたクラブでした。
そうした背景もあり、市長をはじめ、市議会議員の方に何とか支援をお願いできないかと思い、
会社には無断で、クラブ存続のためのアクションを取っていました。
ですが、いつも門前払い。
ようやくアポをこぎつけて辿り着いた市議会議員の方も、
私の言葉に全く耳を傾けてくれていないのは明らかでした。
これほど悔しい思いをしたことはありません。
その時に、向き合いたくない現実を回避するためには、力が必要なのだということを悟りました。
独立準備期間の過ごし方
この経験を機に、能力や影響力を得たいと思うようになりました。
そしてそれを得るために私に唯一残された可能性のある領域は事業家しかないと思い、
3年後、私が生まれてからちょうど「10000日目」となる
2012年4月11日に会社を設立しようと決意しました。
それからの3年間は、毎日の過ごし方も意識も大きく変わりました。
リーダーシップ、マネジメント、ファイナンス・会計税務etc・・・。
経営者として身につけなければならないことは多々ありましたが、
どれも3年後には自分自身がやらなければならないと考えると、
日々の生活の中から起業に関係する多くのことがアンテナにかかるようになりました。
また、ちょうどその頃には会社でのポジションが上がり、
従業員100名程度の中小企業ではありましたが、
会社のNO2として経営者に近いところで仕事をするようになりました。
ここでの学びはとても大きく、本当に良い経験をさせてもらったと大変感謝しています。
「Check」と「Care」を連動させ、世の中に新しい常識を創る。
私たちのビジネスモデルの根底にあるものは、Check&Careです。
このような考えを大切にしている理由は、
今の時代は、情報やサービス、商品というのがあまりに多く溢れているから。
こうした時代の消費者のボトルネックというのは、商品やサービスそのものの優劣ではなく、
「自分に合ったものが見つけられない」という点にあると考えています。 私たちはCheckによって自身を正しく知ってもらうことで、
生活習慣を改める、新たな行動を起こす、
そしてそれらを「継続する」きっかけの一つなると確信しています。
現在は自社運営のエイジングケアサロン3店舗と、
経営者や芸能人等のハイエンド層をターゲットにした直営のプライベートジム1店舗、
またクリニックやスポーツクラブ等にそれらのサービスを提供していますが、
そう遠くない未来にリアルストア以外でもサービスを本格的に展開していく予定です。 同時にCheckの結果に合わせたサービス、商品をこれからドンドン開発していきたいと思っています。
仲間と共に永続的な成長を続ける
一生に一度のかけがえのない人生の成功を
「Wellness&Beauty」の領域でサポートするのが私たちの使命。
組織論としては、「WHY」と「トレードオフ」といった考え方を重視。
なぜこの仕事をしているのか、また何を諦めて何を掴みにいくのか。
これら仕事や生きるうえで幹となる価値観を共有することを大切にしています。
このあたりの価値観の相違は確実に組織内で不和を生むため、
私たちの考え方を理解してもらえる方だけを仲間にするようにしています。
福利厚生や労働環境が充実した大企業で歯車の一枚になるか、
大変なことや辛いことも多いけどベンチャーで歯車を廻すほうになるか。
どちらのメリットも享受できるようなバラ色の選択肢は残念ながらありません。
まさにトレードオフですが、当社には後者を選択した人しかいません。
そうした志の高い仲間ばかりですから、私が課す彼らへの要求水準は高いです。
しかしその分、彼らを自分の人生を後悔しないくらいに引き上げてあげたいですし、
「なれる最高の自分」をつくるお手伝いをしたいと切に考えています。
社員がやりがいを持って、また将来を気にすることなく働ける会社にするためには、
会社が成長を続けることが前提になります。
永続的な成長をベースに、理念やブランドを創っていくつもりです。
5年以内の上場とホールディングス化を目指して
今後の目標は、まず5年以内の上場。
さらにグループ会社を20社程度に設立し、ホールディングス化することです。
サービスの面では、少なくとも10人に1人は使ってくれるサービスを創りたいです。
マズローの欲求5段階説を考えれば、
これからさらに「Wellness&Beauty」の市場は大きくなっていくはず。
この大きな市場かつ、世の中に貢献できる分野でチャレンジしていきたいです。
今は志の高い仲間が少しずつ増えてきていますが、
この先「経営者になりたい」といった意欲とその能力を有した仲間が出てきた時、
裁量権を渡せる場を積極的に用意していきたいと思っています。
「売上高100億円以上の会社は世の中にとってあると便利な会社で、
売上高1000億円以上の会社は世の中にとって無くてはならない会社」
これはGMO代表の熊谷さんの言葉ですが、私もまだ20代。
夢を追える年齢だと思っていますので、世の中に大きな価値を提供する会社を創りたいです。
20代の過ごし方が、その後の人生を決める
20歳の時は周りと大した差がないのが普通。
しかし、40歳になった時はどうでしょうか?
世の中に大きな価値を提供している人もいれば、
一方でただ生活するだけのために溜め息と愚痴を吐きながら仕事をしている人もいる。
私は、20代の過ごし方によって、その先の人生がほぼ決まると思っています。 若いうちに必死で努力して、代償を払ったほうが費用対効果も確実にいい。
志へと向かう道中でもしも何かを失ったとしても、それは後で絶対に取り返すことができます。
ポテンシャルを発揮できずに人生を終える人はたくさんいますが、
まだ20代前半のみなさんには、
自分の可能性を最大限に生かせる環境を見つけてチャレンジしてほしいと思います。
その環境とは、取り替え可能な歯車のような役割しか与えられない組織ではありません。
より多くの責任とコトを任せてもらえる環境です。
若く可能性は無限大の若者には、志を高く持って、自身の成長を軸に歩む道の選択をしてほしいですね。