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株式会社大幸インターナショナル 代表取締役社長 松﨑 祐二

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代表取締役社長 松﨑 祐二

代表取締役社長 松﨑 祐二

設立 平成元年12月1日
事業内容
    • 爬虫類バッグ、宝飾品、毛皮、ディモアの製造・企画・販売
会社HP http://www.kk-daiko.co.jp

いつかはやってやる!

私自身にも学生時代から独立志向は強かったですし、
お金を稼いでやりたいこともたくさんあったので、仕事は一生懸命やりましたね。
とにかくやるからにはてっぺんを目指そうと。
そして、いつかは独立するぞと思って働いてましたね。
たった一度の人生、やらずに後悔するより、やって後悔する方が良いと思ってました。

そんな折に、前職時代の上司が会社を興すというチャンスに巡り合わせました。
特に中心となった戸澤会長は、人間的にも熱く、
独立志向に溢れた方で、その男気に強く惹かれていました。
かねてからの独立志向とタイミングが重なったことに、「ここぞ!」と思いました。

最初は役に立てないと思うが一緒に働かせてほしいと頼み込み、
若干4人で大幸インターナショナルのスタートをきったのです。

豊かな心で、豊かなくらし

創業当初より変わらない理念が「豊かな心で、豊かなくらし」。
小さな会社であるほど、経営者の舵取りが会社として成長するか、
ダメになってしまうかに大きく左右されます。

周りの経営者にもいますが、ビジネスを始めて少し儲けが出ると、
すぐに高価な服を買ったり、外車を買ったりする人がいます。
苦労して利益を出したのですから、
ご褒美を与えたいという気持ちはよく分かるのですが、独り占めだけは絶対いけません。

会社で利益を出すということは、
少なくともその仕事に携わっている全員で利益を出したということ。
そこには代金を払ってくれるお客様はもちろん、提供する社員、スタッフ、
さらにはその商品を提供してくれる取引先、仕入先がいるからこそ。

大幸インターナショナルという会社に関わっている周りの全員が
豊かになれることこそがこの理念を作った我々の願いです。

会社がスタートしてから25年以上経ちますが、この想いは変わっていません。
周りが笑顔になるために、これからも感動創造企業を目指し、
日々弛まぬ努力を続けていくつもりです。

オリジナル商品を持っているという強み

弊社の強みは何といっても卸メーカーでありながら、
多くのオリジナル商品を持っていることでしょう。
現在およそ10の自社商品を抱えていますが、
いずれも扱う種類のテーマは「美・健康・環境」に即したものです。

創業当初は呉服、宝石などの卸業がメインでスタートしました。
取り扱う商品アイテム数を増やすと同時に、自社商品の開発にも注力。
主力のハンドバッグ、靴などは社員が直接イタリアまで出向いて、
仕入れや製作にも携わってきました。

特に、クロコダイルの皮を使ったバッグが世界でも高く評価され、
爬虫類バッグが一挙に注目されました。
皮革製品と言えば決して安いものではありません。
それだけにお客様には少しでも良い製品を手にとってもらいたい、
社員一同その一心でやってきた結果が認められ、大変嬉しく思いましたね。

また、昨今では健康ブームも相まって、健康商材の伸びには特に目を見張るものがあります。
一口に健康商材と言ってもネックレスから、サプリメントま、ダイエット器具まで揃っています。
そして、美と健康を併せ持った商品も開発しました。
天然の牛革を使い、インソールに特別な加工を施すことで、消臭効果もはかれるのです。
さらに、木型から専用設計しているので、履いただけで姿勢が良くなり、
ムクミも解消されるなど、画期的なシューズです。

今後はさらに「美+健康」、「健康+環境」といった様なオリジナル製品を生み出し、
より多くのお客様に喜んでもらえるのではと思っています。
それが自社商品を持っているという一番の強み、喜びですね。

社長である私の仕事

経営者によっては3年後、5年後のビジョンを話す人がいますが、私どもは違います。
考えているのは10年先のことです。
まず10年先を考えて、その未来のために5年後には何をしていないといけないか、では3年後は?
と、いう風に逆に遡ってくるようにしています。 

設立から25年以上が経ち、次なる節目は30周年。
30周年で30億という目標がありますから、
今はそれに向かって将来会社を支える幹部候補生を育てる時だと思っています。
考えるのは今の幹部にいる人材ではなく、これから幹部となる若手、中堅社員です。

若手を育てる時に「3S・3Kが大事なんだよ」とよく伝えます。
3つのSは「スピード」「シンプル」「新規開拓」です。
そして3つのKは「コミュニケーション」「共有」「協力」です。
この3S・3Kは仕事をする上でとっても大事なこと。
会社で仕事をする、働くということは一人で仕事をするということではありません。
一人じゃないから大きなことが達成出来るんです。

だから社内でも私は積極的に若手とコミュニケーションを図るように努めています。
少人数(5人以内)で誘い合わせて食事に連れ出し、話をする、聞く場所を設けています。
そしてそのメンバーは社員任せ。

最初に私が一人を指名し、他のメンバー選びはその社員に一任します。
ただ、普段あまり話さない人や関わり合いが少ない部署の人から選出するように、
とだけは伝えてますね。
その方が色んな意見が出て、会話も盛り上がるんです。
とにかく次なる幹部を育てることが今の私に課せられた一番の大仕事でしょうね。

夢、目的、目標はありますか?

最近はブラック企業など企業側の法令順守についても大きく取り上げられていますが、
嫌になればすぐに辞めてしまう若者も少なくありません。

どんな仕事でも自分に向いている、向いていないという感覚は3年ぐらいやってみて
やっと分かるものではないかと思います。
「嫌になったから辞める」「他に稼げる事があるので辞める」という短絡的な姿勢では
なかなか道が定まらないかもしれません。

大幸インターナショナルで欲しい人材は、負けず嫌いな人です。
こうなりたい、こんな人生にしたいというビジョンをしっかり持っている人です。
夢は叶えてしまえば次なる夢が出てきますし、何度変わったって構いません。
大事なのは常に夢や目標を掲げて人生を歩んでいけるかということなんです。

だから我々が整備してあげなければいけないのが、その目標やゴールを明確にすること。
ただ闇雲に「働いてください」と言った所で、
目標やビジョンがないまま何十年と同じ会社で働き続けることは出来ません。
目標を段階的に提示してあげて、クリアすれば次なるステップを目指して進む。
その繰り返しがきちんとしていれば年月は費やせるはずです。

草食化、ゆとり世代などと揶揄されてても、ギラギラした人はどの世代にも必ずいます。
そういう人は一目見ればすぐ分かります。
目の輝きが違うんです。

せっかく奇跡的に生を受けてこの世に誕生したのですから、
夢や目標を持って、人生に情熱をかけて生きていってください。
これからの日本を、社会を支えていくのは間違いなく若い皆さんですよ!

《 株式会社大幸インターナショナル 代表取締役社長 松﨑 祐二 》


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