代表取締役社長 白井 敏雅
設立 | 1948年4月30日 |
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事業内容 |
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会社HP | https://sanko-scl.co.jp/ |
どのようなきっかけで讃光工業株式会社を起ち上げたのでしょうか?
創業は1948年私が生まれる前です。私の曽祖父が創業しました。
当時の度量衡は非常に厳格な業種で、参入が難しい、
しかし非常に守られた業界で、
世の中には必要不可欠な分野であるという点から、
この業種を選び創業したそうです。
会社を経営していて、これまで一番大変だった
出来事はどのような事でしたか?
いつも大変ですので、一番というのがこれという事もありませんし、
いつも大変なりにも楽しんでいるのが現状です。
しかし一番悲しかったことがあります。
それは従業員が亡くなる瞬間です。
当社は労働災害がとても少なく、現在も1800日以上無事故無災害で来ております。
これも現場担当者や安全管理者のお陰なのですが、私もこの年になると、
ひとを見送ることも増えました。
ケガだけではなく病気も含め、私よりも若い社員や元従業員を送るときが
最も悲しく寂しい瞬間ですね。
貴社の強みについて教えてください。
当社の強みはなんといっても70数年の歴史によって培ってきた
計量機を中心とした産業機器のバランスを保つノウハウです。
必要に応じてお客様の求めているニーズの先を提案し、
常にオーダーメイドの精神で対応しております。
また、計量機は売りっぱなしでは信頼を確保できません。
お客様に寄り添い、時にはすぐに駆け付けられるサービス意識こそ、
当社の強みだと感じております。
会社を経営する上で、白井様が特に心がけている事など
ありましたら教えてください。
社員の家族も含め、社員の幸せを最も心がけております。
それは間接的に私や私の家族も同様に含まれることですが、
孫を持ってより家族の有難みを感じるようになりました。
私たちが仕事をするのはなぜなのか。
守るべきものがはっきりしていると、
それは仕事に対するバイタリティにも繋がります。
社員は家族を1番に大切にしてもらいたい。
そして経営者は社員の幸せを一番に考える事が大切だと感じております。
今後のビジョンについて教えてください。
この地域、この業界におけるリーディングカンパニーとなるべく、
イノベーションを自発的に発動させることです。
業界も会社も歴史と共に頑なに守りに入る傾向があります。
しかし、それでは成長は見込めません。
会社は人を預かっている以上、成長をさせなくてはなりません。
それには明確に成長へのプロセスをビジョンに掲げ、イノベーションを起こし、
会社全体が成長する事が大切です。
ビジョンは掲げるものではなく、実現させるものです。
しかし、ビジョンは口外をして見せびらかすものではありません。
しかも明確な成長へのビジョンほど今は従業員以外に明かしたくないものです。
地域や業界に貢献し、イノベーションを自発的に発動させる、
程度でご理解ください。
《 讃光工業株式会社 代表取締役社長 白井 敏雅 》