代表取締役 大塚祐輔
設立 | 2015年6月16日 |
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事業内容 |
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会社HP | http://www.saltinc.co.jp |
好きな地元に残るか。可能性を信じて東京に出るか。
地方出身者がよく就活時に悩むことの一つに、この二者択一があります。
地元で生活したいけど、地元にはあまり面白そうな仕事がない。
仕事を妥協して地元に残るか、面白そうな仕事を求めて上京するか。
私自身がまさにそうでした。
私の地元では人気の会社が3~4社ありますが、
自分にはどの仕事もピンと来なかったこともあり、
東京で就職することを決めました。
まだこの時は、起業を考えたことすらありませんでした。
就職先は縁あって株式会社リクルートに新卒入社。
ここでも仕事内容にピンときたわけではなく、人の魅力で決めました。
人材領域(現・リクルートキャリア)に配属され
業界最大手の超有名企業からベンチャー企業まで
計300社以上の採用支援に従事しました。
結果的にここでの経験がいま起業の道に繋がっていて、
東京で就職したこと、リクルートに入社したことは間違ってなかったなと
感じています。
リクルートで出会った就活生の悩みが、起業のきっかけ。
クライアント企業の採用支援仕事を通じて多くの就活生に会い、
多くの学生がキャリア選択に苦しんでいる現状を目の当たりにしました。
「自分が何をやりたいか」が見つかっていないため、
親や友人、他人が評価している大手企業や人気企業をとりあえず受ける学生や、
せっかくやりたいことがあっても、仕事理解や会社理解が浅いため、
入社後にやりたいことと業務内容が乖離している事実に気づく新卒社員。
仕事の経験や企業についての知識がほぼない状態の中でのキャリア選択に
苦悩している学生の多さに驚くと同時に、
彼ら、彼女たちから感じた悩みの根本は、
まさに自分の就活時の悩みと同じだと感じました。
結果的に就職した企業でハッピーなら何の問題ありませんが、
残念ながら毎年新卒入社者のうち約3割が3年以内に早期退職をしており、
その退職理由の多くが入社後ミスマッチによるネガティヴなものです。
「新卒採用による入社後ミスマッチを失くしたい。」
これが私の起業理由の一つ目です。
企業規模や企業認知度の高さと、企業の魅力は全く別物だと知った。
もう一つの起業理由は、
「自分が本当に情熱を捧げられる仕事を見つけてもらいたい。」です。
リクルートでの仕事を通じて300社以上の企業経営者や活躍する社員にお会いして、
私の中で、ベンチャー・中小企業を見る目がガラリと変わりました。
生き残っている企業は皆、熱意がすごく、魅力的な人が多く、
それは企業規模や企業認知度の高さとは関係ないと感じました。
今にしてみれば当たり前すぎる話なのですが、それまで頭のどこかで
「大手企業の経営者や社員の方は優秀で、中小企業やベンチャー企業の経営者や社員はそれより劣る」
という偏見を持っていたんだと思います。
就活生と話をする中で感じたことは、同じような偏見を持っている学生がかなり多いこと。
自分の中の判断軸が定まっていないために、他人の評価が気になり、
皆が受けている企業はいい企業のはずという大衆心理が働き、
結果的に認知度の高い大手企業ほど、新卒応募が殺到しています。
大手企業を否定するつもりは全くありません。
でも、キャリア選択する上で大事なことは「他人が評価するか仕事か」ではなく、
「自分が本当に情熱を捧げられる仕事か」かだと思っています。
その仕事が、皆と同じとは限りません。
やりたいことを見つけるためには、まず「経験すること」
「新卒採用による入社後ミスマッチを失くしたい。」
「自分が本当に情熱を捧げられる仕事を見つけてもらいたい。」
これらを実現するための手段として、大事なのはまずまず「経験すること」です。
料理を食べたことがない人が、好きな料理を選べない。
映画を見たことがない人が、好きな映画を選べない。が当然なように、
働いた経験がない人が、やりたい仕事が見つからないのは当たり前のこと。
学生が就活前に企業で実務経験を積むこと(長期インターン)が重要だと考えています。
現在インターンシップは、就活生の7割近くが参加するまで認知が広がりましたが、
インターンシップと一括りに言ってもその種類は様々で、
日本で主流となっているインターンは、1day~1週間程度の実務を伴わない短期インターン。
実務経験を伴う1ヶ月以上の長期インターンへの参加は、
就活生の1割未満という現状です。
当社では、日本最大級の長期インターン情報サイト「ゼロワンインターン」を運営しています。
長期インターン文化を日本中の学生と企業に浸透させることで、
「新卒採用による入社後ミスマッチがない。」
「自分が本当に情熱を捧げられる仕事が見つけられる。」
が当たり前になる社会を実現していきます。
スキルや才能よりも、圧倒的行動量と絶対諦めないことが超大事。
現在当社は、1期を終えたばかりのベンチャー企業です。
社員も3人の少数精鋭です。それでも圧倒的行動量と絶対に諦めない覚悟で、
サービス開始からわずか半年で、日本最大級規模のサービスにまで急成長させることができました。
私たちは、業界最大級という言葉では全く満足していません。
なぜなら、まだ長期インターンに参加している学生は全体の1割にも満たないからです。
私たちの実現したいことは、業界内で1位になることではありません。
それは単なる通過点です。
就活前に長期インターンに参加して、実務経験を積むことは当たり前。
全国の大学生がそう思える状態を目指して、
圧倒的行動量と絶対諦めない心で、引き続き爆走していきます。
そして
「新卒採用による入社後ミスマッチがない。」
「自分が本当に情熱を捧げられる仕事が見つけられる。」
が当たり前になる社会を実現していきます。
《 株式会社そると 代表取締役 大塚祐輔 》