代表取締役社長 辻明典
設立 | 1976年7月20日 |
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事業内容 |
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会社HP | https://www.toshinjyuken.co.jp/ |
貴社の事業内容などについておきかせください
当社、東新住建は1976年に設立した総合建築メーカーです。
設立以来40年以上にもわたり、長く、そして快適に安心して暮らせる「注文住宅」、
暮らしながらも柔軟に形を変えていける「戸建住宅」、
たとえ古くなっても新築に負けない魅力ある「賃貸住宅」、
新しい住み方を提案する「戸建マンション」など、
約2万2000棟の住宅を供給してきました。
これまでに当社は、
国内の住宅建築業界では普及初期の段階にあったツーバイ工法の導入と技術の確立、
自然エネルギーをフル活用した環境配慮技術の開発など、
一歩先を見据えた住宅建築の技術・商品の開発を行ってきました。
また、賃貸アパート事業の運営ノウハウも持っており、
お客さまの資産運用のお手伝いもさせていただいております。
私は1990年、東新住建に入社いたしました。
入社してから約15年間は、多くのお客さまの家づくりに
建設の現場監督として携わってまいりました。
私は現場監督という住宅建築の最前線で、
設計家の感性が光るデザイナー住宅から資産価値の高い分譲住宅まで、
常に家族の夢を叶える家づくりに取り組みました。
私の入社当時、分譲住宅の多くは画一的な外観の建物ばかりでした。
そんな中、東新住建の家は分譲でも1戸ずつ工夫していました。
例えば、4棟並んでいれば1棟として同じデザインの建物はなかったのです。
家づくりに、決まったカタチなどありません。
10家族あれば、10種類のライフスタイルがあるのです。
住む人が、どんなに素敵な暮らしを思い描いても、
つくる側に応える能力がなければ意味がありません。
当社にはその能力があります。
東新住建の強みをおしえてください
環境とその関連技術に関する開発など、私たちが持つ先見性と
それを実現するための技術開発力が強みだと考えています。
当社、東新住建は世の中にまだ「エコ」という言葉が叫ばれ始める前に、
環境問題に着目してきました。
人々が環境問題に着目する前の1970年代から私たちは木のちからを活用し、
省エネルギーな暮らしを実現できる家づくりを行っています。
1980年代には遮熱・断熱、換気技術をフル活用した
立体換気システムを開発しました。
また、特許を取得している空気循環システムのB.B.D.は
自然の負圧効果を利用する、環境にやさしいシステムです。
近年、太陽光発電と熱温水を一体化した
複合型のソーラーシステムも開発、市場投入しています。
環境問題だけではありません。
地震の揺れを抑制する「TF制振装置」や、耐震性を高めた「4.3倍ツーバイ工法」、
液状化に強い地盤改良法「砕石パイル工法」の開発など、
安全性能や安心性能の向上を実現するための技術も確立してきています。
そして、私たちは街づくりにも取り組んで来ました。
2005年、当社の創立30周年を記念して建設した、東海地区で初となる
大規模・複合型のゲートタウン「マザーヴィレッジ岐阜」は、
単なる住宅の供給を超え、そこに住む方々が
気持ち良く安心して暮らせる街づくりを目指したプロジェクトでした。
私たちは、分譲戸建て、分譲マンション、有料老人ホームなどから構成し、
それぞれのエリアをゲート(門)で区切ることで街を形成しました。
また、共有の広場を持たせたほか、先進のITインフラ、
セキュリティシステムも完備させることにより、
コミュニティー全体でセキュリティーの強化を実現しました。
有料老人ホームも加えたことで福祉型コミュニティーとしても注目を集めたものです。
もちろん、厳しい時代もありました。
米国のリーマンショックに端を発した金融危機の影響で、
国内不動産、住宅建設業界は大変大きなダメージを受けました。
2009年、当社も民事再生の道を辿ることになったのです。
非常に厳しい中、お客さまにご協力いただき、
社員も努力したことですべての住宅を無事に完成させることができました。
また、2012年には民事再生手続きも無事に終結決定をいただくことができました。
すでに当社は健全な経営を行っております。
おかげさまで創業以来、今日までの40年余りの間に
約2万2000棟の住宅を建設することができました。
現在の家づくりで求められるものは?
現在の家づくりでは、一歩先の安全・安心はもちろん、
そこに住まわれる方々がさらに生活を楽しめるような住空間が求められています。
例えば戸建て住宅では、間仕切り壁を自由に配置できるようにして、
長きにわたって使える家とすることも重要です。
一方、賃貸経営では建設だけでなく建物のマネジメントも手がけることで、
お客さまが効率的に資産運用できることなどがカギになってきていると考えます。
いずれにしても、従来から踏み込んだ、
住宅の付加価値創出が欠かせなくなっているといえます。
そうした中、辻明典社長が今後目指す企業ビジョンをお聞かせください
「業界をリードして創造し続ける会社」を目標として掲げています。
国連加盟193カ国が全会一致で採択した、
2015年から2030年にかけて達成するための行動計画で
持続可能な開発目標とされている「SDGs(エスディージーズ)」実現に向けた取り組みは、
コロナ禍における中でも進められています。
当社はこれまで環境技術や防災技術を開発し、お客さまに提案してまいりました。
今後もこうした分野では、業界をリードしていきたいと考えております。
当社、東新住建が40年以上にわたる住まいづくりで培ってきた
耐震性、耐久性、自然エネルギーの活用といった多様な技術を集約し、
さらには住まう人のライフスタイルに対応する自由な住宅を目指して開発・販売している
「ALCコンクリート 発電シェルターハウス オーダー」はその一例です。
今後も環境負荷の低減に対してはもちろん、
住まう人が安心して、安全に、快適に、そして長らく住むことができる、
そういう住まいづくりをしていきます。
《 東新住建株式会社 代表取締役社長 辻明典 》