代表取締役社長 荒井正昭
代表取締役社長 荒井正昭
先ず、貴社の事業概要についてお聞かせください。
今回は
株式会社オープンハウスの
マーケティング本部に
お話を伺った
オープンハウスは、「東京に、家を持とう。」というコンセプトのもと、
東京23区を中心に土地や戸建てを仲介している不動産会社です。
東京以外にも、横浜・川崎・埼玉・名古屋などにも対応しており、
様々なエリアで実績を上げています。
株式会社オープンハウスは、1997年に設立した不動産会社です。
東京都千代田区に本社を構え、不動産の仲介を中心とした事業を展開しています。
主な事業内容は以下のようになっています。
オープンハウスの事業内容
• 不動産仲介及び売買代理事業
• 新築戸建て分譲事業
• マンション・ディベロップメント事業
• 不動産投資事業
• 不動産金融事業
• 上記に付帯関連する事業
新築・中古・一戸建て・土地の売買の仲介や、自社企画の建売住宅も展開しています。
現在は、東京・神奈川・埼玉・愛知・福岡に事業所を設けており、
多くの方に家づくりや理想の住まいを実現しています。
また、年間2600件以上の住宅購入サポートを行っており、
東京や神奈川では対象地域シェアナンバーワンを獲得しています。
戸建て供給実績は年間約4000棟となっており、実績も豊富です。
自社物件はもちろん、他社物件や注文住宅も扱っているため、
多様なニーズに対応できることが強みでもあります。
そんなオープンハウスは、株式会社オープンハウス・ディベロップメント、
株式会社オープンハウス・アーキテクト、株式会社アイビーネットというように
グループ会社が多くあり、顧客の住宅購入のサポートをより強固なものにしているのです。
企画・開発力・仕入れ力・販売力を重要視しているのも特徴で、
価格を抑えながらも快適な住まいを実現できるよう提供しています。
企業理念と強みについて教えて下さい。
オープンハウスは
顧客のパートナーとして
「求める住まい」を
徹底的に追求する
オープンハウスグループの理念としては、
顧客が求める住まいの実現・従業員の取り組みや
結果に報いる組織の実現・社会に必要とされる不動産会社の実現を
掲げています。
顧客にとって大切なライフイベントである住まい探しは、
パートナーとなる会社のサポートが必要不可欠です。
様々なニーズに対応するためにも、顧客一人ひとりを大切にし、
多くの方に選ばれる不動産会社であり続けたいと考えているのです。
オープンハウスの強みは、
「東京に、家を持とう。」というコンセプトにあるように、
住める街に住むのではなく、顧客自身が住みたい街に住むということを
実現しているという点ではないでしょうか?
東京で家を持つとなると、気になるのはその価格です。
例えば、東京に30坪土地を購入し家を建てるとなると、
6000万円を超えるケースも少なくありません。
しかし、オープンハウスでは少し変わった形状の土地や限られた土地を有効活用しており、
土地の特性を活かした住まいの提案をしています。
グループ内で土地の仕入れ体制を構築しているため、
豊富な物件を確保できるほか、
都心でもリーズナブルな価格で住まいを持つことができるのです。
通常であれば、商品化できない形状の土地を有効活用するだけでなく、
デザイン性や機能性に優れた住まいを建てられるというのも大きな特徴と言えるでしょう。
数多くの物件を扱っているので、顧客の希望にマッチする物件探しも可能です。
都心に住まいを持てるというのは、
企画・開発力・仕入れ力・販売力を重要視しているからこそだと言えるでしょう。
創業者の荒井正昭社長について
オープンハウスの代表取締役社長として活躍する荒井正昭社長は、
1965年に群馬県で生まれました。
父親が不動産業を営んでいたこともあり、当時としては裕福な生活を送っていました。
幼い頃から父親の背中を見て育ったため、
彼自身も将来は裕福な暮らしができるよう、
5000万円の年収が得られるような存在になろうと考えていたそうです。
22歳までには結婚したいという目標もあり、魅力的な男性になろうと努力していきました。
しかし、年収5000万円というと、簡単には実現できない金額でもあります。
そのため、荒井正昭社長は司法書士になろうと決意し、
高校卒業後上京し、大学に通うために予備校に通い始めます。
ところが、想像以上にその道は険しく、2浪してしまいます。
母親には諦めて帰ってくるよう促されますが、
荒井正昭社長は東京で成功する夢を捨てきれませんでした。
お金がなく、どうにか手に職を得ようと考えた結果、
不動産会社に入社して学費を稼ぎながら司法書士の夢に近付く道を選びます。
それが、荒井正昭社長が不動産会社に携わるきっかけとなったのです。
不動産会社に入社した当時、
荒井正昭社長は23歳で、一戸建ての販売や不動産の仲介を担う事業に携わりました。
元々司法書士になるための中間地点に過ぎないと考えていた彼は、
働くうちに考えが変わっていることに気付かされます。
仕事をこなすことで自分の成長につながり、
またそれが会社の成長にもつながることに喜びと達成感が得られたからです。
こうして不動産会社に身を置き、トップの営業セールスマンにまで成長しました。
しかし、その当時の年収は2000万円で、幼い頃の目標年収には程遠い現実を実感したと言います。
それ以上に、徐々に自分の実力をもっと試したいと考えるようになり、
さらなる高みを目指そうと考えたのです。
オープンハウスを設立した荒井正昭社長
荒井正昭社長が株式会社オープンハウスを設立したのは、1997年のことです。
それまでに培った不動産事業の知識やノウハウを活かそうと、
不動産仲介事業を営む会社を作り上げました。
オープンハウスでは、
顧客に喜んでもらえることが会社の成長につながるという考えを大切にしています。
その考えは設立当初から変わることがありませんでした。
顧客満足度を追求する経営を第一にしていった結果、
その魅力が口コミや評判で広まり、順調に業績を伸ばしていったのです。
荒井正昭社長は幼少の頃から負けず嫌いの性格だったため、
不動産事業に携わっても周りに自分が負けないよう努力すれば良いと考えてきました。
しかし、現在は人間は一人ひとり違うからこそ、
その個性を尊重し個々の能力を伸ばしてあげる必要があると感じるようになったのです。
現在、オープンハウスでは努力する従業員の成果を認め、
その能力を伸ばすことを大切にしています。
従業員のモチベーションを高め、成果が出せれば昇格・昇給も実現できます。
従業員がやる気を持って事業に携われば、
仕事の質やサービスの質が向上し、売上につながると考えているのです。
荒井正昭社長は、顧客満足度を意識した取り組みは、
結果的に会社の従業員のやる気を高め、
社会に必要とされる不動産会社になっていくだろうと実感しています。
荒井正昭社長は、不動産事業に携わって以降、
従業員と共に労苦しながら、設立当初からブレることのない理念と目標を持って歩んできました。
顧客のために何ができるのか1番に考え、
事業を展開していった荒井正昭社長を支持する方はたくさんいます。
不動産会社は、顧客が求めている住まいがどのようなものなのかを理解し、
それが実現できるよう努めていく責任があります。
グループ会社で形成されるオープンハウスは、
それぞれの会社と連携して、顧客の住まいづくりをサポートしているのが特徴です。
誰でも人生を切り開くことができる
荒井正昭社長は、幼い頃から他の子どもとは違う夢を抱いていました。
中学生の頃には、年収は5,000万円で、22歳で結婚するという具体的な目標を立てていたと言います。
荒井正昭社長の父親が不動産業を営んでいて
週に2日しか家にいなくても、裕福な暮らしができていました。
そのため、サラリーマンになるという考えはもともとなかったそうです。
サラリーマンに向いていないと思いながらも、
専門学校の学費を稼ぐために不動産会社で勤務し、優秀な成績を収めました。
負けず嫌いな性格でもあったため、
勤め始めた不動産会社でも1番になりたいという思いを持っていたのではないでしょうか?
人にはそこまで大きな能力の差があるわけではないという考えの持ち主でもあるので、
それを体現しようと思ったとも考えられます。
このことは、荒井正昭社長から社員にも話されていることです。
「誰でも人生を切り開くことができるのだから、弱気になってはいけない!」
このように社員に伝えることで、社員のモチベーションも高まっていき、
それがオープンハウス自体の成長にもつながります。
「簡単に言うことはできても実現は難しい」
誰でも人生を切り開くことができるということは誰にでも簡単にできます。
しかし、実践できる人はそこまで多くないでしょう。
そこでオープンハウスでは、社員のモチベーションが下がらないような待遇を用意してます。
それは、結果を出すことができれば、昇格や昇給ができるというものです。
このような待遇を設けることによって、必然的に仕事の質が高まっていきます。
その結果、会社自体が大きく成長していき、ポストも増えていきます。
そして、昇格や収入アップのチャンスも増えることになるでしょう。
オープンハウスはそれを実現しているため、社員がやり切れる会社へと成長したということになります。
かつて荒井正昭社長は以下のような発言をしています。
「0歳~24歳の頃の自分はダメな人間だった。仕事を通してマトモな人間になれた。」
これは、仕事を通して自分自身が成長できたということを意味しているのです。
しかし、成功体験を知らない人の気持ちも荒井正昭社長は知っているため、
社員が成功体験をした時の達成感を感じてほしいという思いも持っています。
また、業界で1位になることができなかったとしても、
勝つという成功体験はできるということを知ってほしいと考えています。
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